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箱庭療法記

人々がきらきらする様子に強い関心があります。

14/02/16 天海春香の変化について

 劇場版アイドルマスター輝きの向こう側へ!を観てきました。4回目です。インターネットで「天海春香はアニメで変わってしまった」と変化に対して否定的な文章を読んだので、肯定的な文章も残しておきます。

 まず、天海春香は、ゲームではアイドルになろうとした少女であり、アニメではアイドルだったという違いを押さえる必要があります。 端的に、トップアイドルになる前、なった後の違い。媒体の違いによる扱う期間の違いです。ゲームではアイドルへの憧れこそが彼女のアイデンティティだったから、トップアイドルになった以後のことは描かれませんでした。故に、抽象的なアイドルとしていることができました。「アイドルに憧れるアイドル」です。

 しかしアニメでは憧れを達成してしまったから、憧れの向こう側、彼女のアイドル像を彼女が自身で提示しなければなりませんでした。「アイドルに憧れるアイドル」という言葉の「アイドル」が持つ意味を再帰的でないやり方で定義する必要がありました。天海春香が体現したアイドル像はアニメでよく描かれているので今さら書くことはありません。この際に彼女の持つ情報量が増加したことは確かです。人によっては彼女が堕天してしまったと考えるかもしれません。堕天してから「天使のような」母性を発揮し始めたのはまったく皮肉ですが。天海春香はアニメで変わってしまった」というのは、以上のように彼女がアイドルの姿を提示したことに起因すると想像しています。

 天海春香アイデンティティは彼女の立場に依存し変化するのです。従って展開が続き時間が経って彼女の立場が変化する限りは彼女自身も遅かれ早かれ変わるのは避けられませんでした。

 公式に誠実であろうとするならば「どの瞬間の」公式に誠実であるか意識して初めて誠実足り得るでしょうし、それは同時に他の人の誠実さに対しても敬意を払うことに繋がり、みんなハッピーになれることでしょう。

 

 あなた自身の信じるアイドルマスターを信じて下さい。