箱庭療法記

人々がきらきらする様子に強い関心があります。

190318 小説を書きました。(完)

 完結です。捧げます。

  謝辞

 今作までネタ出し、編集、校正に付き合ってくれた@jitsukyoに感謝します。1年間ありがとうございました。特殊な天候下での映像の撮影についてご教授下さった雪崩様、ありがとうございます。素敵な画のあるシーンになりました。音楽について現場に関する相談に乗って下さった友人Aに深謝します。おかげでなんとかオチました。また、1年間ずっと応援して下さった読者の皆さんに御礼申し上げます。

 ありがとうございました。

 なお、この小説で事実誤認、誤字脱字、そのほか不適切な表現がございましたら、その責任はすべて作者である私、吉﨑堅牢に帰します。

 

 あとがき

 巻頭言は『走れメロス』(太宰治)より引用しました。約束と締切のお話だったら、ベタにはなりますが、このお話かなと。最後ですからこれくらいのベタは許してあげてもよいでしょう。そういうことで、自己紹介で述べていた「太宰、ブラッドベリトールキン」のうち2人は巻頭言に登場させてあげられました。

 『七尾さんたちのこと』はちょうど1年前の2018年3月18日から連載を開始し、本日2019年3月18日をもって無事に完結致しました。奇しくも連載開始の翌日2018年3月19日にGREE版ミリオンライブがクローズしたのですが、本作はミリシタではなく、GREE版に準拠して書かれました。したがって……、と与太話をここで続けるのはあまりに無粋でしょう。

 七尾百合子が萩原雪歩に憧れて、は劇場版アイドルマスターからの着想です。今作に限らず、吉﨑堅牢・作のアイドルマスターミリオンライブ!二次創作小説では一貫してその動機を有しています。

 高山紗代子の「あの子」はこれまでも、そして、これからも掘り下げられることがないでしょうからご登場頂きました。彼女(駒形氏の、と呼んでもいいのかもしれませんが)の歌の上手さや、音楽への触れ方、要するにVo属性だったことからの発案です。

 北沢志保と生育環境については、私からの提案です。家族を描かずとも(ましてや都合良く『離別』させずとも)どのように育ったのか考えることはできるでしょう。

 以上が『七尾さんたちのこと』の大まかな出発点でした。

 もうひとつのコンセプトには「彼女たちのことを忘れてしまっても、もう一度出会える小説を書く」がありました。達成できたかどうかは4年後の私に尋ねて頂けたらと思います。

 『七尾さんたちのこと』の着地点は皆さん自身の目で確かめて頂けますと幸いです。

 お別れの前にあとひとつだけ。エピローグに登場した本は『砂漠』(伊坂幸太郎)です。今作は企画段階から『砂漠』を明確に意識していました。私の理想の青春群像小説のひとつです。

 

 最後までご覧下さって誠にありがとうございました。またどこかでお会いしましょう。