2014年の9月に初めて同人誌を出してから今日まで5年間、楽しい時間を過ごさせてもらいました。読者のみなさま、読者だったみなさま、ご協力くださったみなさま、本当にありがとうございました。弊サークル Interface-Tracking ENGINE は本日で活動を完了しました。またどこかで会いましょう。
— Kenroh YOSHIZAKI (@yobitz) September 29, 2019
私、吉﨑堅牢が代表を務めるアイマス小説サークル Interface-Tracking ENGINE は、2019年9月29日のカラマステンへの出展をもって活動を完了しました。
2014年9月に the Interface-Tracking ENGINE としての活動を開始し、この5年間、読者のみなさまや、友人のみなさま、ご協力くださったみなさまに支えられて、数々の小説を発表することができました。
深く御礼申し上げます。ありがとうございました。
765プロ(AS)のアイマス小説は2017年5月に発表の『冴えた約束の破り方』、ミリオンのアイマス小説は2019年6月に頒布の『七尾さんたちのこと』で書くべきことを書き切りました。ここまで遊ばせて頂いたことに感謝します。
長らく頒布してきた「A5版500円」の小説本として成立できる3万文字の小説の臨界点に『冴えた約束の破り方』で届いてしまったことから、16万文字の『七尾さんたちのこと』へのチャレンジができるようになりました。その意味で、私の作家としての転換点は『冴えた約束の破り方』だったのだろうと思います。『冴えた約束の破り方』は、私がドルオタになる前の最後の小説であり、それが奇しくも「アイマス」小説としての到達点になってくれたことは非常な幸運でした。
『七尾さんたちのこと』は、明らかに「アイマス」小説からは逸脱しており、明確に逸脱を志向し、その通りに書かれた小説でした。すなわち、アイマスのライブへの参加はおろか、LVも見ず、声優ラジオも聞かず、目と耳を塞ぎ、見えないものを見て、聞こえないものを聴いてきたことの証左となる小説でした。七尾百合子という人物が、その代わりに引いた補助線を呑み込める人物であったこと、実在する本を楔として想像力に穴を啓けられる人物であり、それを許してくれるファンを持つ人物であったことが、私にとってのなによりの幸運でした。ありがとうございました。
この「吉﨑堅牢」名義はまだ持っているつもりですが、少なくとも「ヨシザキ」は私のインターネットネームとして使っていくつもりですが、アイマス作家としての「吉﨑堅牢」はここでお別れです。
本当にありがとうございました。