個々の采配とは結果論である。しかし、事例が積み上がれば采配の巧拙は統計として表出する。代打成功率、盗塁成功率、バント成功率etc。また、日本のプロ野球はリーグ制を採用しているため年間トータルでの勝率が競われる。ある試合を取れるかどうかより年間でいくつ勝てるか、勝率で順位が決定される。従って、采配の上手さ、あるいは監督の手腕とは統計的に評価されるべきである。ところで、我が親愛なる埼玉西武ライオンズは4月30日現在パリーグでドベをまっしぐらである。理由は2つ考えられる。1.選手層の薄さ 2.用兵の拙さ。このうち前者は親会社の問題であり、外野からワーワー喚いたところで腹ばかり立つので無視する。本エントリでは後者、伊原監督の采配について苛立つ事柄を書き立てたい。
以下、伊原の拙さ
以下、愚痴。*1
頼むからランサムを出さないでくれ。今日の試合では8回無死2塁2点ビハインドの場面で8番炭谷に対して代打ランサムが送られた。打率だけをみるなら炭谷にランサムはあり得なくない選択*2である。だが打率.177の炭谷に打率.203のランサムを送ったせいで、次に捕手をするのは打率.154の上本である。しかも、このときにベンチに捕手は上本しか残っていないため上本にチャンスが回ってきた場合*3、そのまま打席に立たせるしかないのだ。
では伊原はどうするべきだったのか。どうするべきだったも何も野手が絶望的に足りてないのでどうしようもないし本当に辛い。つらい。つらい。盗塁企画は選択的に行う、バントを減らすくらいはしてくれるといい。特に盗塁に関しては浅村や炭谷に盗塁死が発生している意味が分からない。バントはやるならせめて無死でやってくれ。1死1塁から送って2死2塁にしても得点効率は下がる。つらい。