箱庭療法記

人々がきらきらする様子に強い関心があります。

14/07/20 七尾百合子のSS書きました

 書きました。好きなものを組み合わせるのが大好きなおたくが例によって。前回の終わりに「次はハーモニー」なんて書いてたんだけど、ぜんっぜん書けなくて、あんまり放置するのもアカンなということで「しあわせの理由」を読ませました。

 「しあわせの理由」、エモくて最高っすね。イカレた長大な宇宙ものもいいんだが、たまにはエモい短編出してくれんかね。ディアスポラの真理炭鉱だったり、白熱光の旅する奴らだったり、あとは量子サッカーとかの、イーガンの世界にたびたび登場する「猛烈に科学が発展した世界で猛烈に暇を飽かした奴らの猛烈にワケ分からん風習」ってのが割と好きだったりするね。

 

おまけ

14/07/17 七尾百合子のSS書きました

 書きました

 機が熟したので以前ボツにした原稿を書き直してアップロードしました。プラチナスターライブ楽しそう……。私も……プラチナスターライブ…………参戦したい………………。

 

 最近はもっぱら改稿作業してます。あと、そろそろ試験が近いし、ね。

14/07/03 歌姫庭園6に申し込みました

 歌姫庭園6に申し込みました。過去の当落報告は当選ばかりで、前回のミリオンプチオンリー参加状況も鑑みるとまず受かりそう。とは言え蓋を開けるまではドキドキ。

 サークルの名義は「the Interface-Tracking ENGINE」、本の名前は『七尾さんのこと』。胸を借りるつもりで頑張ります。 

 原稿の進み具合も良好。乞うご期待。

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P.S.

 一次申込で受かってました。本が出ます。

14/06/25 同人誌を出したいなってお話

 歌姫庭園6に七尾百合子の小説同人誌を出そうと計画している。発表済みの短編を大幅に改稿したもの及び書き下ろし長編と短編を1つずつの予定。改稿作業は、初期のは台詞に俺のにおいが強く残っているから、そこんとこを脱臭する作業になるっぽい。間に合うのか……。

 ぶっちゃけ、無名の小説同人誌が売れるなんて全然思ってなくて、というかどう見積もっても赤字になるんだけど*1。「ぼくのかんがえたさいきょうにかわいい七尾百合子」をカタチとして発表したいなってのが動機としては一番強い。もしかしたら偶然に現地で手に取った人が「ぼくのかんがえたさいきょうにかわいい七尾百合子」で彼女のかわいさみたいなのを知ってくれる人がいるかもしれないし、そういうことがあったらいいな*2

 

 そもそも俺は七尾にSFを読ませたかっただけなのにどうしてこんなになってしまったのか。twilogによると2014年2月14日に初めて彼女に言及している。同月26日に『手広く読んでいるわけではないので「七尾百合子が好きそうなイーガン短篇」*3とか「七尾百合子が苦手そうなPKD短篇」*4とかそういう具体的な形になると思います。』*5とpostしている。

3月22日には

などと書いていたのが、いけしゃあしゃあと4月5日にはSREを読ませるSSを発表したりしている。

と嘯きながら「おれのかんがえたさいきょうのすばゆり」みたいなのも出してるし、デートするSSも出してるし、ほんのすこし前の自分の発言に責任を持てない。

現在の七尾観に関しては下記の通り。

 これはまだ責任持てる発言。特に上の発言は、最初からそして今でも七尾への思い入れの根源ですね。好きなことをまっすぐに好きでいられるってとっても尊いことだと思うし、好きなものを好きって目を輝かせて言える女の子って俺にとって本当に魅力的なんですよね*6*7。シンデレラの上条にも言えるんだけど。プロデューサーと自称するつもりなら、俺にはそういう魅力をキチンと伝える義務がある。

 

 まあ、庭園の抽選に通るかわかんないんだけどね。

*1:間違いなく現地で同人作家に配る量>売れる量だろ。

*2:百合子「偶然の出会いって運命的でステキだと思いませんか!?」

*3:「しあわせの理由」は読めそう。

*4:全般が苦手そう。「まだ人間じゃない」とかキレイめなのならまだどうか。

*5:オリジナルの投稿は削除済み

*6:千早をプロデュースしてるのも根っこは同じで、「歌が好きだけど歌えない、歌っても聴いてもらえない」って課題を解決して「歌が好きな女の子」としての輝きを回復させて世に広めたいってのがある。

*7:脚注が増えてきたのは一昔前のテキストサイトみたいでよくないなと思ってる

14/06/23 秋月律子さんについて

 秋月律子さん、お誕生日おめでとうございます。

 

 秋月律子さんの話をしよう。

 彼女の話をする前に、私とアイドルマスターの話をしよう*1。私がアイドルマスターを知ったのは、2011年の確か6月だった。当時はやる夫スレまとめを読み漁っていた。その時に出会ったのが「やる夫の友人が、アイマスに○○万円つっこむようです」だった。同年の7月から始まるアニメ・アイドルマスターの予習がてら、動機としてはそんな感じだったと記憶している*2。ここで重要なのは、私がアイドルマスターを知った時点では秋月律子がアイドルをやめていたことだ。私にとって彼女は予め失われたアイドルだった。彼女は当時の私の琴線には響かなかった。それはある種、当然で、アイドルマスターとはアイドル*3の物語であってアイドルでない秋月律子*4がその物語に入り込む余地は小さかったからだ。

 私が秋月律子のアイドルとしての魅力を知ったのはアルバム『THE IDOLM@STER MASTER SPECIAL SPRING』だった*5。このCDは収録曲の秀逸さ*6もさることながら、ドラマパートの出来がアイマスにしては珍しく素晴らしいのだ。「お花見にやってきた765プロの一同がどんちゃん騒ぎをしているといつの間にか周りから人が消えている。どんな楽しい時間も終わりを迎えるのだ……」というストーリー。作中のドラマパートでは秋月律子が重要な台詞を口にするのだが、『予め失われた』アイドル*7の彼女がその台詞を口にする意味は絶大だった。アルバムでカバーしている「旅立ちの日に…」と併せて、私の脳裏に浮かんだのは元同級生としての秋月律子だった。

 アイドルとしての彼女の真っ当なファンになることはできないけれど、彼女の元同級生としてのファンになら、なりたいと思ってしまった。クラスメートだけど会話のほとんどなかった秋月、学級委員に推薦されてイヤイヤながらも引き受けてしまう秋月、席替えで近くに来るとすごく嬉しかった秋月、そんな光景がフラッシュバックした。最近では、成人式で知己に照れながらもハキハキとスピーチする秋月律子さんもいいなって思う。彼女が活躍しているのを液晶越しに知りたいなって思ってこの前のSSを書いたりしました。遠きにありて想う人。

 

 薄れ行く青春の記憶の中で凛とした光を放つ星。それが私にとっての秋月律子さんです。誕生日おめでとうございます。

*1:このエントリは概ね自分語りに終始します。あしからずご了承下さい。

*2:スレの細かい内容は各自読んでもらうとして、筋書きは「主人公のやる夫くんのお友だちのルルーシュくんがアーケード版アイドルマスターから秋月律子にのめり込み、そして9・18事件でアイマスを離れるまで」といったところ

*3:と、もしかしたらプロデューサー

*4:当時の私にとって秋月律子はアイドルではなかった

*5:落合の「for フルーツバスケット」始め雪歩の演技の惨憺たる出来に目を瞑ってもアイドルマスター関連で最高の1枚だと思う。再録・再販を強く希望する。筆者の知り合いで興味のある人は希望してくれれば貸し付けます。本当に最高です

*6:「チェリー」と真のアンニュイな「明日、春が来たら」は必聴。「明日、…」は真のカバー曲の中で屈指。「またね (M@STER VERSION)」とドラマパートでシンミリさせてからの春香の「笑って!」は、人生って悪くないかもなって思ってしまえるほど

*7:しつこく脚注を入れる。「私にとって」である

14/06/17 15歳組のSS書きました

 書きました。七尾百合子を筆頭にミリオンライブの15歳組が京都を観光したら、というお話です。三条でのお買い物や大学でよく見かける修学旅行の女子中高生たちに七尾百合子を"視"たので思い立って。取材のために実地を回ったりしました。銀閣?寺町?知らん。というか銀閣寺は行ったことない。SSの旅程はギリギリ回れるはず。画像は取材中に撮った写真のコラージュ。

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 筆者的には観光地としての京都大学はナシだと思いますね。ああいう一種のミーハー的動機でもないと楽しくないんじゃないかな。森見作品の雰囲気を味わうなら11月の大学祭がオススメですね。本当に林檎のたたき売りや道ばたのこたつ、大道芸やマジックショーがあります。そういえば、筆者が京都へ行ったのは森見作品に憧れて、というのがひとつの理由なんですが、森見作品に憧れている京都の学生は悉く「私」(明石さん抜き)みたいな生活してますね。筆者の周辺がそうってだけかもしんないけど。

 たまには真面目な後書きらしいことでも*1。毎回のSSでは一応の目標を立てて書いています。今回は登場人物数・文字数、キャッチボールは百合、おはぎは他のアイドルと絡めて、という風に。今回だと15歳組の4人+プロデューサーさんの合計5人で7,000文字を目指していました。登場人物が増えると相互作用の記述が複雑になるので難儀しています。あと、今回に関しては冒頭の学校と事務所での憂鬱な七尾を記述する前夜に『機忍兵零牙』(月村了衛)*2の精読会なんてサバトに参加したせいで文体がその影響下にありますね。流石にマズいと思って以降は戻したけど。ええと、相互作用の記述には慣れつつあるので、次回はもっと密度を濃くしたいですね。

*1:同人誌の奥付のこの手の文言に憧れていた

*2:ドチャクソおもしろいからみんな読もうな。七尾に読ませたい。

14/06/08 日記

 昼過ぎに起きて絶望した。同人誌とSFを読んでいたら夕方になっていた。仕方ないので論文を1本だけ読んで慰撫した。SF、タイムトラベルもので、過去の体験を追憶して大切な瞬間を発見するSF。ウェットな文体で翻訳者との相性が良かった。ただ、ネタが時制と密着しているせいで原著を読まないと勿体ない気がする。が、時制の機微を拾えるほど英語の小説を読んでいないので難しい。どちらにせよ、なにか意味ある感想を書こうと思ったら日本語で再読する必要がある。あとは、七尾のSSを書いたりしていた。金曜に書くべきだった。