箱庭療法記

人々がきらきらする様子に強い関心があります。

221010 小説を書きました。

今回『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ×七尾百合子ということで書きました。

ハルヒ』はみなさん読むなり観るなりしたことあると思いますので、敢えて説明を繰り返すことはしません。そういう意識があったので、暴走特急本編でも『ハルヒ』本編の説明が薄くなりました。

紹介の代わりに何をお話ししてもらうべきか、というのが今回の暴走特急の問題意識でした。

ところでみなさんは「読書感想文」は得意でしたか? 苦手でしたか? 

私は得意だけれど嫌いでした。

読書感想文はあらすじを紹介する場でも評論を行う場でもありません。ありがちだけれど読書感想文にはコツがあります。コツを掴んでからは苦労した記憶がないのですが、ツボを押しながら書くみたいで気恥ずかしさがありました。

読書感想文のコツとは、「自分ごと」として書くことです。

登場人物はこうだった→自分だったらこう、の繰り返し、同じなのか違うのか、どう同じなのか、どう違うのか、違うんだったらどうして違うのか、また、その同一性または差異から何を得、何を学んだのかを書くことです。国語の先生だった家族から習い、私はこのメソッドでいっぱい表彰状をもらいました。当時は賢い子どもでした。¥

七尾ちゃんもきっとこのメソッドを体得していると思います。

ひとに刺さる感想――プレゼンってプレゼンの内容を相手にどれだけ「自分ごと」だと信じてもらえるかだと思いますが、その前段階としてどれだけ「自分ごと」を上手く開示できるのかがあるんだろうとも思います。

 

そういうことをプロデューサーさんは考えているのかもしれないし、考えていないのかもしれません。私は考えているべきだと考えています。