箱庭療法記

人々がきらきらする様子に強い関心があります。

221026 30歳になる前に

あと3日で30歳になります。

29歳の年は激動の一年でした。

10月26日現在、不本意な体調で30歳を迎えようとしています。

昨年10月に29歳となると、12月に大阪の2社目を離職、1月に妻を大阪に置いて東京の会社に転職しました。

2社目で発病して現在も闘病中の躁鬱も、決して回復傾向にあるとは言いがたく、病状は一進一退といった感が否めません。この半年ほどで汚言症と造語症のミックスみたいな症状も発現し、SNSで可視化されやすい症状ですから、友人各位には心配を掛けていると思います。ふとした瞬間に頭に思い浮かんでしまうと、ああいう言動を止められなくなるんです。心底申し訳ありません。

さて、先週、先々週と2週間、大阪の本宅で妻と過ごしていました(関東の別宅を離れて、こっそり本宅からテレワークをすることがあります)。大阪では、二人でカフェ原稿に励んだり、大学の同期の結婚式があったりと、存分に楽しい時間を過ごしていました。職の方も、他の課から頼られるわ、社内調整も上手く回るわで、鼻歌を歌いたくなるほどでした。ありがとうございました。

けれど、いつまでも続けばよいのにと思うことほど終わってしまうものだし、続けてやってくる出来事は往々にしてヘヴィなものです。本宅を離れ、関東に戻った今週はもっぱら「隣の課」とバトったり返り討ちにされたり、社内調整のし直しに奔走したりとなんだかうまくいかないことばかりでした。

今朝、延々と夢を見たんですよね。高校生になって、部活の後輩に部活とパワプロを教えて「(本名)先輩すごい!」って尊敬の眼差しを受ける夢。高校生になって、母校に横断幕が飾られる夢。大学生になって、キャンパス間を移動するバスの中で同期とくっちゃべる夢。夢、夢、夢……。防衛機制が全力で稼働しているのがあからさまにも程があって、朝、夢を思い出して「まだ夢にいたかったな」と儚む反面、もうちょっと『欲』が加減されてもよいだろうと情けなくもなりました。上記の夢は、おおかた29歳が見ていい夢ではないので。

友人には心配をかけるし、妻にはさらに迷惑までかけるし、若い頃に想像していた30歳ってもっとしっかりしてたと思うんですよね。自分のネジが外れていると感じられる瞬間瞬間というのが日常の中にあって、「このまま手放しちゃったらどうなるんだろう」と「私には守るべき生活があるはずだ」との間で日々揺れ動いています。なんとか後者を維持しています。助けてくれ。今日の通院ではそういう話をしてお薬を増やしました。いまこの瞬間、私は激烈に調子が悪いのを自覚していて、文章のテンションもそっち側に引っ張られているのですが、でも、いいこともあったはず。

それこそ、先週、先々週みたいな。いつまでも思い出す2週間なんじゃないかなって信じられるくらいに美しい2週間でした。年単位で振り返ってみても、体重は1年で6キロ落とせたし、現職は1社目、2社目よりもいいところが多いし、なんとか30の年も、その先も生き延びていこうと思うのです。

皆さまにおかれましては、今後とも変わらぬお付き合いをよろしくお願い致します。

なにとぞ。

 

文責・よしざき(吉﨑堅牢)